【GCPでWordPress構築】3. GCP登録/WordPressデプロイ/IP設定/ドメイン設定

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本ブログは、GCP(Google Cloud Platform)上にWordPressの仮想インスタンス(サーバ)を立てて運営しています。

この連載では、本ブログを0から構築した時の手順を紹介しています。

GCPって何?という方は次の記事を先に読んでくださいね。

今回は、GCPに登録し、WordPressの仮想インスタンスを構築してサイトにアクセスするところまで行います。

この記事でやること

  • GCPの無料トライアルに登録します。
  • Compute EngineでWordPress用の仮想インスタンスをデプロイします。
  • 外部IPアドレスを固定します。
  • ドメイン設定をします。

GCPの無料トライアル登録

この記事を掲載していたら、GoogleさんからGCP宣伝してくれ!ってプログラムが届きました。
次のリンクからGCPに登録すると通常$300のクレジットに$50上乗せされて、合計$350もらえるみたいです。よかったらどうぞ。

Google Cloud Platform
Google Cloud Platform lets you build, deploy, and scale applications, websites, and services on the same infrastructure as Google.

こちらからGoogle Cloud Platformの無料トライアルに登録します。

無料トライアル登録

登録するGoogleアカウントを選択し、「続行」をクリック。

アカウント選択

必要な情報と支払方法を設定したら「無料トライアルを開始」をクリックします。
支払い方法を設定しても自動的に請求されることはありませんのでご安心ください。

無料トライアル開始

これでGCPの登録は完了です。

GCP登録完了

WordPress環境のデプロイ

GCPでは、よく使用される環境のマシンイメージがMarketplaceに用意してあります。(必要なOS/ミドルウェア/ソフトウェアがパッケージングされているイメージ)
Compute Engineで仮想インスタンス作成時に、WordPress用のイメージを選択してデプロイ(展開)すればあっという間にWordPress環境の完成です。

GCP左上の三本線のメニューから「Marketplace」を選択し、「WordPress with NGINX and SSL Certified by Bitnami and Automattic」を検索します。

イメージ検索
検索結果

パッケージの内容はこんな感じ。WordPressに必要なソフトウェアが一通りそろっています。

パッケージ内容

上記の画面から「運用開始」をクリックし、デプロイするマシンのスペックを設定します。
GCPの無料枠に収まるようにするには、次のように選択してください。(右側の1か月あたりの推定費用は無視して大丈夫。)

マシンスペックの設定

あとはデフォルトのままでOK。「デプロイ」をクリックしてデプロイ開始です。

デプロイ開始

2~3分待てばデプロイ完了です。

デプロイ完了

「Site address」のリンクをクリックしてサイトにアクセスしてみましょう。

サイトにアクセス

Hello world! これで自分のサイトができちゃいました。(簡単!)

アクセス成功

外部IPアドレスの固定

今のままではマシンを起動するたびにIPが変わってしまうので、現在割り当てられているIPを固定します。

GCPのメニューから「ネットワークサービス」>「外部IPアドレス」を選択。

外部IPアドレスを選択

種類を「エフェメラル」から「静的」に変更します。

種類の変更

名前は適当に設定して「予約」をクリック。

IPアドレスの名前設定

種類が「静的」に変わればOKです。

設定確認

ドメインの設定

次に、ドメインとIPアドレスを紐づける設定をDNSサーバで行います。
本ブログではGoogle Domainsを利用していますが、違うDNSサービスを利用している場合は各自で調べて設定してください。

Google Domainsのメニュー「DNS」から、ネームサーバーが「Google Domainsのネームサーバーを使用する」になっていることを確認します。

ネームサーバーの確認

カスタムリソースレコードでAレコードを設定します。
「データ」に先ほど固定した外部IPアドレスを設定してください。

Aレコードの設定

それではドメインでアクセスしてみましょうか。
本ブログの場合は、https://tomorisblog.comです。(左のリンクは、内部URLを自動的にSSL化するようにしているので「https」と表示されますが「http」でアクセスできればいいです。)

アクセス成功

問題なくアクセスできていますね。


今回はここまでです。

次回は、SSLの設定を行います。

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