本ブログは、GCP(Google Cloud Platform)上にWordPressの仮想インスタンス(サーバ)を立てて運営しています。
この連載では、本ブログを0から構築した時の手順を紹介しています。
GCPって何?という方は次の記事を先に読んでくださいね。
今回は、GCPに登録し、WordPressの仮想インスタンスを構築してサイトにアクセスするところまで行います。
この記事でやること
GCPの無料トライアル登録
こちらからGoogle Cloud Platformの無料トライアルに登録します。
登録するGoogleアカウントを選択し、「続行」をクリック。
必要な情報と支払方法を設定したら「無料トライアルを開始」をクリックします。
支払い方法を設定しても自動的に請求されることはありませんのでご安心ください。
これでGCPの登録は完了です。
WordPress環境のデプロイ
GCPでは、よく使用される環境のマシンイメージがMarketplaceに用意してあります。(必要なOS/ミドルウェア/ソフトウェアがパッケージングされているイメージ)
Compute Engineで仮想インスタンス作成時に、WordPress用のイメージを選択してデプロイ(展開)すればあっという間にWordPress環境の完成です。
GCP左上の三本線のメニューから「Marketplace」を選択し、「WordPress with NGINX and SSL Certified by Bitnami and Automattic」を検索します。
パッケージの内容はこんな感じ。WordPressに必要なソフトウェアが一通りそろっています。
上記の画面から「運用開始」をクリックし、デプロイするマシンのスペックを設定します。
GCPの無料枠に収まるようにするには、次のように選択してください。(右側の1か月あたりの推定費用は無視して大丈夫。)
あとはデフォルトのままでOK。「デプロイ」をクリックしてデプロイ開始です。
2~3分待てばデプロイ完了です。
「Site address」のリンクをクリックしてサイトにアクセスしてみましょう。
Hello world! これで自分のサイトができちゃいました。(簡単!)
外部IPアドレスの固定
今のままではマシンを起動するたびにIPが変わってしまうので、現在割り当てられているIPを固定します。
GCPのメニューから「ネットワークサービス」>「外部IPアドレス」を選択。
種類を「エフェメラル」から「静的」に変更します。
名前は適当に設定して「予約」をクリック。
種類が「静的」に変わればOKです。
ドメインの設定
次に、ドメインとIPアドレスを紐づける設定をDNSサーバで行います。
本ブログではGoogle Domainsを利用していますが、違うDNSサービスを利用している場合は各自で調べて設定してください。
Google Domainsのメニュー「DNS」から、ネームサーバーが「Google Domainsのネームサーバーを使用する」になっていることを確認します。
カスタムリソースレコードでAレコードを設定します。
「データ」に先ほど固定した外部IPアドレスを設定してください。
それではドメインでアクセスしてみましょうか。
本ブログの場合は、https://tomorisblog.comです。(左のリンクは、内部URLを自動的にSSL化するようにしているので「https」と表示されますが「http」でアクセスできればいいです。)
問題なくアクセスできていますね。
今回はここまでです。
次回は、SSLの設定を行います。
コメント