2020年4月にMNP業界に参入してきたRakuten Mobile。もうすぐサービス開始から半年が経過します。
私はRakuten UN-LIMIT開始のアナウンス直後に申し込み、4月からサービスを利用しています。
Rakuten UN-LIMITを5か月使ってみての感想を赤裸々にお伝えします。
結論から言うと、現在は家のインターネット回線を解約して、Rakuten UN-LIMITで賄っています。
Rakuten UN-LIMITについて
基本情報
Rakuten Mobileが打ち出したRakuten UN-LIMIT。その基本情報を整理します。
データ通信 | 楽天回線エリア:上限なし使い放題 楽天回線エリア外:5GB/ 月(容量超過後は最大1Mbps で通信可能) |
国内通話 | RakutenLink利用でかけ放題(相手がRakutenLink使用でなくても可) |
海外のデータ通信 | 指定66の国と地域、2GB/月無料 |
プラン料金 | 2980円/月(1年間無料 ※上限の300万人に達したら終了する可能性あり) |
事務手数料 | 3300円(ポイント全額還元) |
解約 | いつでも可能。解約金なし。 |
Rakuten UN-LIMITを使う一番のメリット。何といっても、楽天回線エリア内であればデータ通信が上限なしで使い放題。これが本当に素晴らしい。
楽天回線エリア外でも、パートナー回線として楽天がauから借りている回線が月5GBまで使えます。家ではスマホをWi-Fiにつないでいて外で動画などは見ない、という方は5GBもあれば十分ですね。しかも容量超過後も最大1Mbpsで通信できるので、5GBを超えても普通にネットサーフィンする程度であれば問題ないと思います。
プラン料金は月2980円ですが、現在申し込むと1年間無料です。一応300万人に達したら終了するらしいのでお早めに。
申し込む前に確認しておくこと
UN-LIMIT、条件だけ見るととても魅力的なんですが、申し込む際は以下の点に注意してください。
自宅や職場が楽天回線エリア内であるか
先述したように、データ通信無制限は楽天回線を使用しているときのみです。楽天回線を使用するためには、その場所が楽天回線が使用可能なエリア内でなければいけません。東京、大阪、名古屋などの大都市を中心に楽天回線が使えるエリアは広がっているようです。
自宅や職場など、楽天の回線を使用する予定の場所が楽天回線エリアに入っているか必ず確認してください。
エリアは下のリンクから確認できます。
スマートフォンが対応しているか
Rakuten Mobileに対応しているスマートフォンでなければ、データ通信ができない、Rakuten Linkが使えない、など様々な制約があります。
サービス開始当初はRakuten Mobileが売り出している端末のみ対象でしたが、現在はiPhoneで動作することもアナウンスされているようです。公式としては非推奨なので自己責任の範囲で、とのことなのでご注意ください。
対応機種は下のリンクから確認できます。
Rakuten UN-LIMITを半年使ってみた感想
まず、私のRakuten UN-LIMITの使用環境を整理します。
なお、Rakuten Miniの感想はこちらにまとめています。
Rakuten UN-LIMITのいい点
動画視聴に問題ない速度が出る
私の使用環境での速度は、下りが30~50Mbps、上りが10~20Mbpsほどです。

4月に測定した時は下りが10Mbpsくらいでした。6月くらいから下りの速度が30を超えるようになったので、アンテナが増えたのかソフトウェアの改善か、ともかく通信環境が良くなったのは高評価。
ただし、測定する時間、場所によっては下りが30Mbsない時もあります。(窓際の方が速度が出やすい)
いずれにしても、フルHDの動画を快適に視聴できる速度は下りで5~6Mbpsほどなので、その基準は余裕でクリアしています。
私はFireStickTVでAmazonPrimeを視聴する際に楽天回線をデザリングして使用していますが、問題なく視聴できています。
以前は週に1回ほど突然接続が途切れたり画質が悪くなることがありましたが最近は安定しています。(原因が回線そのものなのか、RakutenMiniの不具合かはわかりません。)
デザリングで家のWi-Fiに代替可能
楽天回線は端末が対応していれば、デザリングしてWi-Fiとしても利用できます。
家で楽天回線が利用でき、かつネットゲームなどヘビーな通信を行わないのであれば、家のWi-Fiとして代替可能です。
私の場合、月に3500円くらいのインターネット回線を契約していましたが、
- 家が楽天回線エリア内なのでデータ通信無制限
- 楽天回線のデザリングでパソコン・タブレット・スマホの利用に問題なし
- 動画も見れる
- むしろ契約している回線より速度出る
ということで「家の回線いらないじゃん?」と思い解約しました。
Rakuten UN-LIMITは1年間無料なので、Rakuten Miniの端末代金を含めても、年間1万4千円ほどの節約になりました。
Rakuten UN-LIMITの微妙な点
パートナー回線との切り替えがスムーズでない
外に持ち出して楽天回線エリアからパートナー回線に切り替わる際、ネットが使えなくなる瞬間があります。
それがストレスに感じるのは地下鉄に乗車するとき。地下鉄では楽天回線が使用できず、パートナー回線に切り替わります。地下鉄に乗ってとりあえずスマホを使おうとたら「あ~!つながらない~!」となる場面がありました。
切り替えに要する時間は体感で1分ほど。現在は改善されているかもしれませんが、外でよく利用する予定の方はご注意ください。
先日地下鉄に乗るときにYouTubeを再生しながら乗車したら、パートナー回線に切り替わりつつも途切れることなく再生できました。
建物内で圏外になるスポットがある
建物内の奥まった場所で通信できなくなる場合があります。
パートナー回線に切り替わるわけでもなく、圏外になります。
私の行動範囲では、スーパーでそうなることが多い印象。デパートやファッションビルのような大きなビルで圏外になることは少ないので、半地下だったり窓がない閉じられた空間だったりすると電波が届かないスポットがあるのだと思います。
【結論】一人暮らしなら家のインターネット回線として使うのもアリ
5か月間Rakuten UN-LIMITを使ってみた率直な感想をまとめるとこんな感じです。
- 思ったより使える
- 家で使う分には不便さを感じない
- 外では多少不便に感じるが許容範囲内
- いずれはスマホのメイン回線にしたい
正直、サービス開始して数か月はトラブルが続出するかと思ったのですが、大規模な障害もなく頑張ってるなぁという印象です。(ちょこちょこ通信障害はありますが、大手キャリアでも年に1回くらいは全国規模の通信障害を起こしていることを考えると、すごいことだと思う。)
一人暮らしなら、スマホの回線を楽天にして、デザリングでパソコンやタブレットを使う。これで十分だと思います。
私も、このままの使用感であればいずれはスマホのメイン回線にしたいと考えています。
スマホ+家の回線がまとめて2980円ってお得すぎでしょう。
(サブ回線に格安SIMを使えば、楽天モバイルが通信障害のときも対応できる。)
契約するか迷っている方へ
今は1年間無料なのでとりあえず契約して使ってみても損はないのではないでしょうか。
ご自身の行動範囲内でRakuten UN-LIMITが使えるかどうか試すチャンスです。事務手数料もポイント還元されますし、無料期間でも楽天市場でのお買い物がポイント+1倍になるし、むしろ申し込んだ方がお得かも…?
持っているスマホが対応していない!という方も、今なら端末と合わせて契約すると大幅なポイント還元があります。
販売端末は下のリンクから確認できます。
今から申し込まれる方が羨ましいほどの大盤振る舞い。
以上、Rakuten UN-LIMITを5か月間使った感想と通信費用を大幅削減した話でした。
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