【Rakuten Mini感想】モバイルWi-Fiルーターが欲しい人はあり

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2020年4月にMNP業界に参入してきたRakuten Mobile。もうすぐサービス開始から半年が経過します。

私はRakuten UN-LIMIT開始のアナウンス直後に申し込み、4月からサービスを利用しています。

同時に、手持ちのスマホでは楽天モバイルに対応していなかったためRakuten Miniを購入しました。

Rakuten Miniを5か月使ってみての感想をお伝えします。

結論を言うと、モバイルWi-Fiルータが欲しい人の選択肢としてはありだと思います。

なお、Rakuten UN-LIMIT自体の感想は以下の記事にまとめています。

Rakuten Miniの特徴

スペックと外観

まず、Rakuten Miniのスペックです。

スペック表

特筆すべきは、やはりその小ささ。

手の中にすっぽりと収まるサイズで、クレジットカードより少し縦長なサイズ感です。

ビッカメのポイントカードと比較

サイズ比較

動作は少しもっさりに感じますが、RAMは3GBあり普通にスマホとして使えます。

通信速度は、私の環境では下りが30~50Mbps、上りが10~20Mbpsほど。
YouTubeも問題なく視聴できます。

Rakuten Miniを5か月使った感想

いい点

携帯性が抜群

「世界最小、最軽量」を謳うだけあって、携帯性は抜群です。

大きさは上の写真の通り。重量は79gで5枚切り食パンの1枚分程度。
鞄の中に入れてもほとんど重さを感じません。

おサイフケータイに対応しているので、ちょっとポケットに入れて手ぶらでコンビニ行くこともできます。昨今のスマホは大型なものが多いので、このコンパクトさは便利な場面もありそうです。

ルータとして使うことを想定された仕様

スペック表の「デザリング」項目にわざわざ「8台」と明記してあることからも、Rakuten MiniをWi-Fiルータとして使うことを想定されているとわかります。

デザリングを有効にすると、ホーム画面にデザリングが有効になっていることを示すアクセスポイントのアイコンが現れ、今何台の機器と接続しているかがわかる仕様になっています。これをタップするとデザリングを無効にすることもできます。

アクセスポイントのアイコン
ホーム画面右上に現れるアクセスポイントのアイコン

また、Rakuten Miniは5GHz帯に対応しています。

Wi-Fiの通信規格には周波数帯というものがあり、一般的には2.4GHz帯が使用されています。2.4GHz帯が使用されているのはWi-Fiだけでなく、Bluetoothや電子レンジなど、電波を発する様々な機器で使用されています。使用している機器が多いということはお互いの電波が干渉し、混線や速度低下が発生する可能性が高いということです。

5GHz帯はWi-Fi専用の周波数帯であるため使用している機器も少なく、2.4GHz帯と比べ快適に通信することができます。パソコン周りに無線機器やBluetooth接続の機器が多い方、マンションで他の住人のWi-Fiと干渉する方などは、5GHz帯のWi-Fiを検討してみてもいいかもしれません。

そういう点で、デザリングが5GHz帯に対応しているのはRakuten Miniの隠れたメリットと言えます。

ただし注意しないといけないのは、5GHz帯は屋外での使用が認められていないということです。5GHz帯を使用できるのは屋内に限られるので、外出先で使用する場合は屋内に入ってからにしましょう。(多くのスマートフォンのデザリングが2.4Ghz帯のみである理由はそういう理由があるのかもしれません。)

微妙な点

バッテリーが1日持たない

バッテリー容量が1250mAh。初めから覚悟していたものの、常時デザリングをONにしていた場合、バッテリーは1日持ちません。会社に出かけるときに充電を100%にして帰りに20%くらいなので、wi-fiルーターとして持ち歩けるのは8~10時間といったところでしょうか。

端末自体の操作はしていないので、日常的にRakuten Miniを使おうと思ったらモバイルバッテリーがないと厳しいと思います。

なんかトラブってる(バンド問題)

2020年6月、Rakuten Miniの製造時期によって対応しているバンドが異なるという問題が発覚しました。

バンドとは、その端末が使用できる周波数帯を指します。この対応バンドが表記と実際の仕様が異なり、また端末が製造された時期によって対応しているバンドが異なっていたのです。

詳しくは以下の記事をご参照いただければと思いますが、簡単に言うと、「今Rakuten Miniを購入した場合、海外の一部回線は使用できない」ということです。

海外に頻繁に行く方でなければ気にすることではないかもしれませんが、こんな問題が起こるとユーザとしては心配ですねぇ。Rakuten Mobileは携帯料金の新しい選択肢として個人的に期待しているんですが、いまいち会社自体への不安感が拭えないところはあります。

【結論】Rakuten Miniはこんな人向け

モバイルWi-Fiルーターとして使う

バッテリーやUIの面から、メインのスマートフォンとして使うのは厳しいと感じます。(UIはホーム画面の使いずらさもありますが、単純に画面が小さいので誤タップしやすい)

あくまでサブ用途とするか、いっそのこと割り切ってモバイルWi-Fiルーターとして使うのがいいと思います。屋外で使用する場合はモバイルバッテリーが必要になるかもしれませんが、家庭内で使用する分には常時充電できるので問題ありませんね。

ちなみに、私はRakuten Miniをルーター代わりにして、楽天回線をデザリングして家のタブレットやパソコンをネットに接続しています。しばらくそれで不便がないことを確認したので、それまで契約していたインターネット回線は解約しました。

詳しくは以下の記事にまとめていますのでご参考まで。

以上、Rakuten Miniの感想でした。

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